竹尾麻衣子=堀部健和検証集

このサイトは、1990年後半に存在した『週刊少年ジャンプ』(集英社)の漫画投稿者「竹尾麻衣子」なる人物が「兄妹ユニットである」という、「堀部健和(ほりべたけお、元漫画家、"竹尾麻衣子"の兄のほうであると主張する人物)」本人の主張が虚偽であり、堀部健和本人が「竹尾麻衣子」であることを検証したサイトです。
サイトの特性上、ページ中に『週刊少年ジャンプ』及びその増刊『赤マルジャンプ』の画像を使用していますが、これは「個人の研究の為」として国立国会図書館にて許可を得て複写をしたもので、同誌及び株式会社集英社の著作権を侵害するものではありません。また、サイト中ですべての人物の敬称を省略していますが、ご容赦ください。

「竹尾麻衣子」全投稿歴

「堀部健和」発表作品リスト

その後作品発表は一切無く、本人は個人ブログにて「病気の為漫画家は引退した」と述べている。また、同ブログで「『竹尾麻衣子』というペンネームは妹との合作の際使用したもので、その後妹が結婚した為デビュー以降は一人で執筆していた」と主張している(追記:改めて後述してあるが、この主張に関して堀部は2008年10月9日にブログ内からすべて削除を行っている)。

「竹尾麻衣子」の投稿結果を記載した記事

第1回ストーリーキング

(週刊少年ジャンプ1997年22,23合併号)

第1回ストーリーキング結果発表(その1)

高解像度版(3.8MB)

第1回ストーリーキング結果発表(その2)

高解像度版(1.9MB)

(※高解像度版は飽くまで印刷に適したサイズで製作している為、ブラウザでの閲覧には適しません。ダウンロードし印刷されることをお勧めします)

竹尾麻衣子に関する記事

第1回ストーリーキング結果発表(竹尾麻衣子講評)

第24回天下一漫画賞

(週刊少年ジャンプ1998年41号)

第24回天下一漫画賞結果発表(その1)

高解像度版(3.9MB)

第24回天下一漫画賞結果発表(その1)

高解像度版(4.1MB)

竹尾麻衣子に関する記事

第24回天下一漫画賞結果発表(最終候補まであと一歩リスト)

第56回手塚賞

(週刊少年ジャンプ1999年1号)

第56回手塚賞結果発表

高解像度版(5.4MB)

竹尾麻衣子に関する記事

第56回手塚賞結果発表(竹尾麻衣子講評)

ちなみに・・・

通常2人以上のユニットの場合、その旨の明記と年齢表記が通常の投稿者と異なる(コピー代が勿体無いので、特に複写はして来なかった。確認されたい方は是非国会図書館でお確かめ下さい)。

多摩火薬
第57回(1999年上期)手塚賞準入選、4人組ユニット。
発表の際には4人の平均年齢が記載された。
ゴーギャン
第52回(2000年上期)赤塚賞佳作、2人組ユニット。
発表の際には2人の年齢が併記された。

しかし「竹尾麻衣子」には一人分の年齢表記のみであり、ユニットである旨の記載も無い。この時点で疑惑が生じる。

「ほりべたけお(堀部健和)」に関する、デビュー後の記事

『神導草子』掲載時の紹介ページ

(赤マルジャンプ2000WINTER)


高解像度版(2.2MB)

→出身地、生年月日(=年齢)、漫画歴(=投稿開始時期)が「竹尾麻衣子」と一致。断定は出来ないものの、この時点で「竹尾麻衣子」の可能性は高い。

赤マルジャンプ2001SPRING掲載の手塚・赤塚両賞募集告知


高解像度版(2.0MB)

「ほりべたけお」の部分のみ拡大

この記載から、「ほりべたけお」が手塚賞出身であることが確認出来る。本来は受賞回も確認したかったのだが、週刊少年ジャンプに『神撫手』(読切版・連載版とも)が掲載された際は両賞募集期間外だった為、告知ページが無く確認が出来なかった。この点は今後も調査を続け、進展があった際はサイトの更新を行うつもりでいる。
但し本人の主張を信用するのであれば、堀部健和は第56回手塚賞佳作を受賞したことになる。因みに堀部氏のデビュー近年で「堀部健和」「ほりべたけお」(もしくはそれに近い)名義、或いは大阪府出身で1979年(或いは投稿期間によって+-1歳の誤差も考慮して)生まれの受賞者は「竹尾麻衣子」のみとなる。

余談だが件のブログで堀部は以前より結婚した姉(と姪)の存在は明言していたものの、性別についてファンからコメントで問われた際唐突に「デビュー前後に結婚した妹(因みにデビュー時の堀部は20歳なので、妹が実在すると十代で結婚したことになる)」の存在と「竹尾麻衣子ユニット説」を持ち出して来たという点でも不自然さを感じる(追記:2008年10月9日の更新にて堀部は、この件の発言をすべて消去している。また、新規書き込みやブログに付属するメールフォームからの問い合わせも一切出来ない仕様に変更されている。そしてこの日以降、「仕事が忙しい」との理由で堀部のブログは更新を停止している)。

最後に

サイト製作者は、ユニット説や作者の実際の性別に関しては全く興味がありません。むしろ、既に集英社との専属契約を解除し漫画家を引退しているとはいえ、自らの作品のファンに対して、インターネットという(ある意味)公の場で虚偽申告を平気で行っている態度に疑問を持ち、以上の調査を行いました。決して堀部健和氏及びその作品を貶す意図はないことをご了承ください。